2022111からの物語-教育
【明日のために】その2
妄想かわらばん 教師編
ベニヤ板切りから百人一首カルタ会まで
ところでさ、
あいつはどんな授業してたんだよ
なんかおもしれー話はねえか
あるぜ
あいつはな、
11月の初めになったら、
みんなを技術室に連れて行って、
ベニヤを切らせてたぜ。
その後に砥粉を塗らせてた
グループもいたな〜
次は、お絵かきの時間だよ
何時間使った授業だか〜
百人一首カルタを持ってきてよ
6グループに好きな
絵札を選ばせてたな
その後、その百人一首の
絵札の絵を描かせてたな
大きさは、ベニヤ板
横 30センチ
縦 43センチ
の大きな百人一首を作らせた
それで、担任していた
クラスで100枚の
手作りカルタを作った
国語の時間は
百人一首の音読
グループ対抗の百人一首カルタ会
グループで取ればいいから
グループ内で分担して
100枚を覚えたさ
その上に
一人一人得意札を3枚を選び
「徹底して覚えたら取れるよ」
「それだけは誰にも負けるな」
と言ってたな〜
100枚は無理でも
3枚なら覚えられる
そこには出来る奴もできない奴も同じ
授業の参加が厳しい奴も
これなら私もと
今までにない集中力を発揮したさ
テストの点数悪くても
目や感や運動神経は抜群
だからヒーローになれる
12月に入ったら
ケニアはさ
全校百人一首カルタ会を
開催しようと職員会議で提案したらしい
それを学校初めての行事に
してしまったから
勢いはあったな〜
先生方の中にも、すごく協力した
理科と数学と国語の先生もいたな
3学期が始まり
1月は、先生チームも参加して
体育館での全校カルタ会
優勝商品は
賞状とチーム全員に
百人一首カルタ
ベニヤ板切りに文句言っていた奴も
国語の時間に
お絵描きさせてと文句を言ってた奴も
百人一首ばかりやってるな、
と言ってた奴も
誰も静かになった
だってさ、体育祭や文化祭
合唱コンクール以外で
学校が一つになるなんでこと
なかった学校からだったから、、
40人のクラスで、
家に百人一首カルタがある家は
3〜5軒しかなかったから〜
でもさ〜
もっと喜んだ奴がいたんだな〜
普段勉強が得意でない奴らさ
同じステージに立って
得意札3枚を必死に取りながら
ヒーローになれた事
無茶苦茶喜んでたな
勉強得意な子もそうでない子も
一線に並んで
一緒に楽しめたこと
それ以来、クラスの雰囲気は
連帯感が生まれたな
ちょっと変な奴で
ろくろく国語の授業もしない教師
平成、令和の時代にはいられない
でも、考えてみると
令和の時代は、教師志望者不足
退職教師の再雇用だらけ
お疲れ先生達のオンパレード
教師集めの方法はあるさ
給料を1.5倍から2倍にする
毎月50万円〜100万円くらい
ぽんと出せば良い
命かけて人間教育するんだから
実務労働者として
優遇すれば良い
国のために命を守るかけられる
貴重な人材だぜ
退職教師の実態は
給料は半分くらいになり
労働は全く変わらない
決定権なし
なんてさ
逆じゃないのか?
経験値も高く
それなりの対応能力もある
とりあえず優秀な人材として
「どうぞお願いいたします」
そう言って再雇用するんだから
待遇は、以前の給料より
高くしてあげなきゃおかしいだろ
新卒教師もベテラン教師も
子供たちの前に出たら
みんな一緒だぜ
訳わかんないことやってるから
教師も育たない
教師のなりてもいない
変な妄想教師を追っていたら
いろいろ気づく事がいっぱいだぜ
喋りすぎたな
今日はこのくらいにしておこうかな
また会おうぜ
コメント
コメント ( 4 )
トラックバックは利用できません。
百人一首大会
ここでは誰もが必要な存在
3枚を担う貴重な人材
生徒達は自分の存在意義を感じられたことでしょうね
黒木さん
みんなが主役になれるといいな〜と思います
マリねえ
ほぼほぼ復活
食べ物に難があったので、少し長期化しました、
動画拝見しました。
すごいもの作れちゃうんですね
ステージアップして、仕掛けられるようにしたいと思っています。構想を練る時間が取れて良かったです。
また、よろしくお願いいたします
積田さん、体調は回復なさったのですね