
2022111からの物語-教育
【明日のために】その1
妄想かわらばゆ 教師編
うちの学校に来た変な教師ケニア
こいつは、国語の教師だという
ちょっとコイツの授業を見てやろう
教室の窓のところにいた
アリさんに聞いてみた
あいつか?
まともじゃない
授業の初めのことば
「国語の教科書は雑誌だ」
みんなキョトンとする
「だってさ教科書だよ」
「それを雑誌呼ばわりしたらまずいだろ」
「それでな 今から教科書を全部読むぞ だってさ」
「それもな、声出して読めだってさ それも全員立たせてだぞ」
「読み終わったものから座れだって」
「自分の読み方でいいから、とにかく大きな声で読めってさ」
「うるさいのなんのって。そりゃそうだ。他の奴が読んでるから、
だんだん自分も大きな声になってしまう。
太田なんてさ、最後は怒鳴るみたいに読んでたぜ」
「それで言ったね コイツは」
「どうだった」ってさ。
「どうもこうもへったくれもないだろ。
うるさいだけで、声出して読んだだけだろ」
「なんにも。とかさ、うるさかったとか。
立って読んだからつかれたとか、
真面目な奴はさ、何書いてあったかわかんない」
こんなことしか言う奴がいなかった
アリさんの噂話では、翌日も1時間立って読み、
読み終わったら座るだけの国語の授業。
あれは授業なのか?
「ちゃんと教科書の授業をしてください」
生徒からも親からも何かあったらしいよ。
へえ〜そうなんだ
じゃ、また校長室行きだね
教科書、一冊読み終わるまで続けたっていうからさ
やっぱり狂ってるよ
へえ〜そうなんだ
ところで、なんで国語の教科書は雑誌だって
言ったのか聞いてるか?
おーそれは言ってたぞ
「数学は数学のことばかり書いている。計算や図形なんかばかりだろ」
「理科は、生物や化学のことばかりだろ」
「社会は、地理や歴史なんかばかりだろう」
「でもな、国語の教科書は全部入ってるだろ」
「小説、古典、漢文、歴史的なこと、説明文、
昆虫記、エジソン、法隆寺のこと、
音楽のことなんでもありだろ」
「週刊誌なんかよりよっぽどいろんなことが書いてあるぞ」
「だから理屈抜きで、声出して読めばいいんだよ」
「日本語は読めば感じるんだよ」
「日本語はな、ことばなんだから聞けばわかるんだよ」
「音読しろ音読しろ」
ってさ!
さてさて、ケニアは音読以外にどんな授業してたんだ
まあ、それは次回だな
それにしても、教師人生は長くないな、もってあと一二年というとこだろ
よく言っていた言葉に
中学生のお前達は何歳だ?
13才
14才
15才
あと10年経ったらいくだ?
二十歳を超えて
お酒も飲めるだろ🍶🥃
そうなんだよ
俺はお前達より早く生まれただけ
ちょっと余計に世の中での経験がある
先に生まれた
だから先生
二十歳になったら
一緒にお酒を飲みに行くぞ
だってさ、、、
親にしたらたまらないかも、、、
中学生に
二十歳になったら酒を飲もう
こんな事
言いまくっているんだから
やっぱり狂ってる
・・・
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コメント
コメント ( 3 )
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田中さん
ご心配おかけいたしました
今月半ば過ぎには、ぼちぼち外に出ますのでよろしくお願いいたします。
積田社長
お元氣そうで何よりです♪
積田節〜イイですね✨
田中社長
こんばんは。
休養と社会見学を兼ねて、ぶらぶらしています。