
読まずに寝れるか!「荒川弘作品」
多彩な作品を描いている荒川弘先生。ちなみに女性と知ったのは、作品を読み始めてしばらくしてから。
「鋼の錬金術師」は亡くなった母を錬金術で甦らそうとして禁忌を犯したため、肉体を失った兄弟がそれを取り戻すダークファンタジー。世界観は産業革命前のヨーロッパで、本来暗い話だが絶妙な笑いで暗くなりすぎないのは作者のうまさ。今でもファンが多い、氏の代表作。
「銀の匙」
進学校の受験に失敗し、農業高校に入ることになった主人公。最初は全くやる気がなかったが、周りを取り巻く友人たち(ほぼ全員農家の出身)の明るさと、農業に対する真剣な思いと知識に圧倒されながらも次第に成長していく青春群像。現代の農業問題などが笑いとドタバタの中に絶妙に展開されている。
「アルスラーン戦記」原作:田中芳樹
田中芳樹の小説をコミカライズ。敵国の突然の侵攻により、滅びた国の王太子アルスラーン。しかし、彼の聡明さや優しさに次々と生き残った旧臣たちが集まってきて、祖国奪還の戦いが始まる。一方、暗躍する謎の仮面の男や実はまだ生きている王や王妃など、物語は戦いと陰謀、そして深い因縁を織り交ぜながら進んでいきます。自分は原作も知ってますが、正直原作よりこれほど漫画の方が面白いのは初めてです。
「黄泉のツガイ」
アルスラーンと同時連載中の最新作。双子の男女の兄妹、ユルとアサは故郷の村で穏やかに過ごしていたが、ある日村は突然何者かに襲われ、多くの村人やアサは殺される。しかも、殺したのは本物のアサを名乗る少女。真実を知るためにユルはアサとともに村を出る。二人のツガイと呼ばれる異形の存在を味方にして。
とまあこんな感じですが、素晴らしいのはどの漫画も面白いこと。「鋼の錬金術師」はハガレンと呼ばれ、今でも大人気ですし、「銀の匙」は映画化もされてます。(自分は観てませんが)
どれもオススメですが、やはりハガレンとアルスラーンがとっつき易いような気がします。
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