映画記録「カセットテープ・ダイアリーズ」
「カセットテープ・ダイアリーズ」2019年英
監督 グリンダ・チャーダ
出演 ヴィヴェイク・カルラ
クルヴィンダー・ギール
原作 サルフルド・マンズール
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世界各国の移民政策は時代によって大きく揺れ動いています。ダイナミックな政治的な流れはあるのでしょうが、どちらにせよ当の移民たちや、移民先の国民は自分たちの意思に関係なく翻弄され続けてきました。
この映画でも、主人公は家では絶対的な権力者として君臨する父親に服従し、外では「パキ野郎」と唾を吐かれるパキスタン系移民の2世で、鬱屈した気持ちを抱えていました。彼には文才があり、物を書いて世に立つことを夢見ていますが、それも深く心に沈めて生活しています。そんな彼は、ある時友人から薦められた🤣「ブルース・スプリングスティーン」を聴き、人生が一変します。
80年代イギリスの深刻な不景気、家族との食い違い、特に父と息子の葛藤、台頭する移民排斥運動やレイシズムとそれに対抗するリベラル運動、さまざまな出来事が起こります。
イギリスらしく淡々としてますが、ちょっとウエットな展開は日本人好みだと思います。個人的には、途中のミュージカル的な演出が度々あるのはキツかった😅あと、ラストか予想通りで平凡だなと思いました。
でも、1人の若者の苦悩もわかるし、家族と自分の事夢との天秤もわかる。ブルース・スプリングスティーンのストレートな歌詞とサウンドが全編に流れるのも良き。
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