思ったことを書き綴る「視点」
今回のテーマは「視点」です。
視点とは「物事を観察する立場。観点。」ですが、この「視点」というテーマで話を進めていく前に少しだけ、遊んでみましょうね。では上の絵を見てみてください。あなたはパッと見た瞬間、これが何の動物の絵に見えるでしょうか?何の絵に見えましたか?私は最初アヒルの絵に見えました。しかしその後、じっくりと見ていたら、くちばしだった部分が耳に変わって、ウサギに見えてきました。きっと、逆の人もいたと思います。
物事というのは面白いもので視点が変われば、まったく違う見え方になってしまいます。その人がどのような観点から物事を見ているのかによって答えが変わってしまうのです。例えば、ある人生の問題にぶち当たったとき、今までの視点で問題解決を図ろうとしても、なかなか、解決しません。しかし、少し視点を変えることによって、問題解決の糸口が見えてくるのです。だから人生経験が豊富で、さまざまな視点を持っている人は、問題解決能力が高いのです。
新しい視点を見つけることを、パラダイムシフトと言います。人間が成長する瞬間というのは、このパラダイムシフトができた瞬間です。人生はなぞなぞみたいなものです。何かに気付くことができたときに、人は進歩します。新しい視点は出会いによって生まれやすいものです。人との出会い、本との出会い、モノとの出会いなど、さまざまな出会いが新しい視点を導き出してくれるのです。ですから、常日頃から出会いというものをとても大切にしていきましょう。
今回、常日頃意識しておいて欲しい「視点」が二つあります。
一つは「他人」という視点です。
人間はみな「自分」という視点から物事を見ています。しかし、一度その視点を「他人」に置き換えて、客観的に自分という存在を見てみてください。
「あなたみたいな友達がいたらどうでしょう?」
「あなたみたいな恋人がいたらどうでしょう?」
「あなたみたいな上司がいたらどうでしょう?」
「あなたみたいな部下がいたらどうでしょう?」
「あなたみたいな人が道端に立っていたら人はどう思うでしょう?」
他人という視点から、自分の姿を見てみるとけっこう情けない自分が見えてきます。情けなくていいのです。ダメなやつでいいのです。まず、それを思いっきり認めましょう。そこからが勝負です。自分がダサいことに気付いて、やっとスタートラインに立てるのです。自分を美化して、正当化しているうちは、何も欲しいものは手に入りません。人間自分だけは特別で、きっといつかいいことが起こると思ってしまいます。しかし、みんながみんな、そう思っているうちに何も起こらず人生は終わってしまうものです。すべての結果には原因があります。
友達が多い。異性にもてる。お金がある。人からの信頼がある。運がいい。といった人たちを、ただうらやましがっているうちは全然ダメです。その人たちには、それなりの原因があるのです。その原因を考えたことがありますか?同じような原因を作っていけば、そんな人になっていけるのです。最高の自分作りは「他人」という視点から、自分を映し出して初めてスタートします。そして、「他人」という視点を持てば、人間関係もうまくいくようになります。この世の中はウサギとアヒルの絵のように答えが決まっているわけではありません。ウサギとアヒルの絵の場合は答えが二つだけですが、世の中の答えはたった二つだけでは、ありません。人の数だけ答えがあります。
あなたの答えだけが、けっして正しいわけではないですよね。
「あの人はなぜこのようなことを言うのだろう?」
「あの人はなぜこんなことをするのだろう?」
他人という視点を持って、いつもそんなふうに考えてみましょう。人の考え方は十人十色です。どれが、正解でも間違いでもありません。全部、正解でもあり、間違いでもあります。視点が違う人同士が話をしていても、意見がかみ合わず、すれ違ってしまいます。
あなたは偏ったモノの見方をしていませんか?
たとえ意見が違ったとしても、自分の意見をしっかりと認めてくれる人の意見は同じように認めてもらえます。いつも「他人」という視点に立って、物事を考えるようにして、自分にとっての正解を無理に人に押し付けないように心がけましょう。
もう一つは「未来」という視点です。多くの人々は「今」もしくは「過去」という基準でさまざまな物事を判断します。
「今までにできなかったから、きっとこれはできないだろう。」
「今まで苦手だったから、これは向いていないと思う。」
「こんなことをやった人はいないから、やらないほうがいいだろう。」
といったように、今の自分、今までの自分を基準に将来を選択していきます。しかし、たった一人の人間のあさはかな人生経験を基準に、一回しかない人生における、大事な自分の将来を選択していってしまっていいのでしょうか?人類の歴史は何年ぐらいあるのでしょう?その歴史の中には、みなさんの人生の何倍もの知恵や経験が隠されているはずです。そこで歴史に名前を残したような人々は、全員、生まれもって何かの天才だったのでしょうか?それは違います。みんな最初は、普通の人だったはずです。しかし、そういう人たちは普通の人と違う部分が一つだけあったのです。それは「未来」という視点で物事を考えていたのです。
「こんなことができたら、面白いだろうな。」
「今はまだ全然ダメだけど、将来絶対にこうなってやる。」
といったように、未来を基準に今の自分を変えていったのです。新しい自分に出会うために、チャレンジし続けたわけです。未来を基準にする生き方は、カーナビゲーションに似ています。「こうなりたい。」「これを手に入れたい。」という目的地をまずセットします。そして、現在地(今の自分)から目的地(夢)にたどり着くには、どのようにすればいいのかといったルート検索していきます。未来にこうなりたいから、いま何と何をしておけばいいのか?未来にこれを手に入れるためには、いま何と何が足りなくてどうしたらそれが手に入るかのか?といった具合に検索していくのです。ほとんどの人が、自分が心の底から求めているような人生を送れません。なぜなら、未来を基準に生きていないからです。今を基準に未来をありきたりなものに変えてしまうのか、それとも、未来を基準にありきたりな今の自分を変えていくのか。
みなさんは、どちらの人生を選択しますか?
誰だって思いどおりの人生を送りたいはずです。しかし、どこかで自分の人生を妥協してしまいます。自分はこのくらいといった、限界を自分で引いてしまいす。自分の限界を決めるのは他人ではありません。必ず自分自身です。自分で自分を安くしてしまわないためにも、「未来」という視点に立って、今の自分をどんどんグレードアップさせていきましょう。
人は変わります。人が変身していくためのエネルギーはワクワクです。ワクワクというエネルギーに満たされていれば、人はいくらでもパワーアップしていくことができます。自分でも信じられないくらい、変わることができるのです。車を運転するときも、遠くに視点を置いたほうがスピードがでますし、安定もします。10年先、20年先さらにまたその先にどんな人生を送っていたいのか?そんな「視点」で、「ワクワク」というガソリンを満タンにして、「いま」という道を突き進んでいきましょう!きっと、それは最高の「ドライブ(人生)」になるはずです。
SiNQ-TAKAHIRO
コメント
コメント ( 20 )
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「視点を変える」
以前は、全然わかっていなくて
苦手でした!
問題に直面して
上手く行かないとき
それまでの経験で考えると
「どう考えても出来ない未来が明らか」って言う時がありますね
ちょっと前の自分だと
「出来ないから諦める」自分がいて
出来ない自分を思い描き
自己嫌悪になっていました
それは「出来ない悔しさ」だったのか?
「出来ないと周囲に思われるのが恥ずかしい」だったのだと思います
ある人に「全部自分でやろうと思っているのかな?それって大変。誰かに任せる、頼るってことをやってみたら?」と言われたことで、思いがけない違う未来が生まれました
私にとって、その経験は
強い自尊心があることに気付き、
頼る・任せるが出来なかった自分にも
気付くきっかけになりましたが
実際にその渦中にずーっといたら
視点を変えることなんて
考えられなかったでしょう
自分自身が正しいと思っていた
誰も信頼出来ないと思っていた
今では、そんな過信していた自分が恥ずかしいくらい、、
ちっぽけな自分です!(^_^;)
諦めない自分に出会えて
新しい視点を知ることができたこと
出会いに感謝しています
SINQでは
様々なバックグラウンドの方がいらっしゃって記事も写真も興味深いです
視点が違って当たり前で
そこを見つけることは
自分発見でもあり
相手の素晴らしいところを見る視点でもあります
人と関わるのは楽しいなと
わくわくしています
ありがとうございます!!
定成裕子さんへ
多くの方は少なからず自分自身にプライドを持って生きています。
もちろんプライドを持つということは大切なことなのですが、
そのプライドが誤った方向に働いてしまうと
新しい考え方や価値観をすんなり受け入れることができません。
自分が持ち合わせていない経験やスキルを持っている方々の意見に対しては
素直に耳を傾けるようにすることで今までにはなかった考え方を学ぶことに繋がります。
私は20年以上にわたり情報伝達とコミュニティ形成を
専門として研究をしビジネスに発展させてきました。
ある意味場を取り扱う職人と言っても過言でないかもしれません。
そのため情報というものに対して
強いこだわりを持ちながら情報を大切に扱ってきました。
しかしながらその情報を軽んじて扱われている方が
大変多いことに対して悲しく思ってしまいます。
より多くの方が情報についての意識を変え大切に扱っていただけることを期待します!
TAKAHIROさん
ご返信ありがとうございます(^^)d
情報は”人”から配信されるものだ
と考えると、その”人”や
掛けた時間などを大事にしていないとも言えますね。
人と出逢えて良かったと思うように「この情報にも出逢えて良かった」と思っていただけるように、
配信やコメントにも心配りをしていきたいなと思いました。
言葉の使い方や、記事のわかりやすさなどは、私自身はもっと訓練が必要ですが♪皆さんと一緒に協力し合える場がSINQと思っています。
この機会を与えていただいていることに感謝しています。
今後を楽しみにしています!
定成裕子さんへ
私の友人に有名な書道家がいるのですが彼がこのようなことを言っていました。周囲にいる方からは簡単に「ちょっと書いてみてよ」と言われることが多く
確かに書く動作自体はものの「数十秒」なのかもしないが
それまでに歩んできた何十年もの経験があるかであるから
「数十秒」で素晴らしい作品が書けるのだということを
理解していない方がなんと多いことかと。
私の仕事も同様です。特に地方都市で依頼を受けた仕事に関しては
きちんと価値を理解することなく依頼される方が多い印象です。
私は短期間であっという間に一定水準の作業をするため
ほとんどの方はそんなに早くできるのであれば
きっと大したことをやっていないと勝手に判断します。
そしてそれに対する対価をきちんと支払わないケースが残念ながら多いのです。
デザインや企画関係の仕事の場合あまり早くクライアントに作品を提出すると
このように認識されることが多いため出来ているにもかかわらず
わざわざ出すタイミングを遅らせるような方もいるくらいです。
なぜ短期間で一定のクオリティの物が出来上がるのかというのは
長年にわたっての経験があるからであり
その技術を習得するまで時間と投資を行ってきた結果です。
これは情報にも言えることです。
皆さんがそれぞれ配信されている投稿の中には
時間をかけて取材し誰かの役に立てればと深く考えられたものも多く存在します。
その情報がどのように形成されたのかを常に認識し大切に扱うことができれば
もっとその情報は価値を増幅させ多くの方に伝播していくのではないかと考えます。
せっかく一生懸命作った料理に対してうまいもまずいも何の感想もなく
黙々と食べるだけの夫に不平不満を持っている主婦の方の話をよく聞きます。
またイタリアンシェフがパスタを絶妙なタイミングでお客様に提供しても
おしゃべりに夢中でパスタをすぐに食べることはせずあっという間に冷めてしまい
美味しい状態で食べていただけないことが多いと嘆いています。
しかしながらそのようなお客様が多いことを前提に例えばクリームパスタなどは
少し水分を多めにして時間が経っても固まらないような工夫をしたりしているそうです。
情報配信も同様です。
皆さんにもっと考えて大切に扱ってほしいと思っていても
多くの方がそのようには考えてもらえないということを前提に
様々な工夫をすることがとても重要だと言えます。
私はこれまで「アレ」か「コレ」かの選択を出来るだけ避けてきました。
「アレ」もやりたい「コレ」もやりたい。
で、やってきたように思います。
それで失ったり回り道をしたこともおそらく沢山あったでしょうが、
「アレ」も出来る「コレ」も出来るという経験も増えました。
ただ、中途半端という副作用がしばしば付いて回っていますが…。
ビジネスで成功を収めることにしても結婚して家庭を持つことにしても、また、それ以外のことにしても、随分回り道をしているのだけれど、人生の行程が些か伸びてきているという現実の中、可能性は増えつつあるように思います。
北村さんのような「思い」の部分が足りないのは自覚しています。自覚が自覚だけに留まらないように、挑戦者の立場で前に向かうのが良い、それでいいんだとあらためて思いました。
TAKAHIROさん、北村さん、山之内社長等々、方向を示し、エールを送り支えてくれる仲間は、どんどん増えているのですから。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願い致します。
つどちゃんへ
同じことを伝えていてもそれを受け取る方によって全く印象が異なります。100人いたら100人全てに同じように情報を伝えるということがいかに難しいことか。同じ情報なのにも関わらず、ある人はポジティブに捉える一方、全く逆のネガティブに捉えてしまう人もいます。つまりどちらでも解釈できるのであれば、せっかくですから良い方に捉えたほうが人生楽しく過ごせるということです!
先日もサロンでお伝えしましたが目の前に置いてある椅子という事実に対して、それを意識しない人、椅子と認識する人、椅子のデザインに興味を持つ人、椅子のデザイナーまで知っている人など、その椅子を見る方の経験や知識やセンスによって同じ椅子でもまったく違った印象をそれぞれ持ちます。つまり同じものを見たときにより感動できる自分づくりが大切になります!ぜひ、つどちゃんにはセンスを磨いていただきたいと思います!
とても素晴らしい濃い内容で呑み込まれてました(゚o゚;
十人十色ほんと、色んな人が居て色んな物を見せて貰えます。
その中で、自分を改めて見直していかないと次へのステップへ進むことは、難しいですね。
yamaさんへ
SiNQは様々な業種の方に参加していただいています。
それぞれのメンバーごとにSiNQの受け止め方も違いますし活用方法も異なります。
それらをこのプラットホームを通じて感じながら
ご自身の成長のきっかけを作っていただければと思います!
Shikata Yokoさんへ
コロナ過で世界の常識が大きく変わってきています!
その変化に適応できるように
自分自身も様々な視点で物事をとらえたいですね!
じっくり読ませていただきました^_^
今年のテーマはパラダイムシフト!「他人」「未来」という視点で✨ワクワク❤チャージ✨
(・∀・)
木村裕子さんへ
事実は一つでも解釈はそれを受け止める人によって様々です!
色々な見え方があって当然ですので
こうだと決めつけてしまわず他の人はこのように見えているのだと
受け入れる寛容さも重要だと思います!
色々な人の考え方を吸収しながら成長していきましょう!!
私は逆でした。
最初悲しそうな兎さんに見えましたが、直ぐに希望を胸に上を向いたアヒルさんに見えました(*^^*)
全て仰る通りですね!
素晴らしいメッセージをありがとうございました。
私は仕事柄意識の次元を上げるお手伝いを、セッションやお話を通してさせて頂いておりますが、セッションが終えますと、おかげさまで何時も私自身が成長させて頂いているのに気づき(^-^)感謝しています。
舟津真翔さんのDREAMERの中にも、大好きなフレーズで『昨日の自分より1ミリでも先へ♬』何時も心に決めていた言葉でしたから、いっぺんで好きになりました。
⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝⋆*
これからも最高のドライブを楽しみますね(✿◕‿◡)☆
北村夫婦さんへ
想いが伝播しているようで何よりです!
SiNQは皆さんの活用方法によって様々な可能性が広がる装置です。
この装置をうまく活用して今後の人生にプラスになるような体験を
していただければと思います!
SiNQが目指す未来を一人でも多くの人と一緒に描き、
日々、自分のブランディングを目指す投稿、
他人の夢、志に共感し、応援をしながら、
どんどんマッチングしていく感動的な仕組みに感謝❗️
昨夜もこの流れが伝わり、掛川で、同志が一人増えました!
TAKAHIROさんの11月30日、1月13日の投稿を元に語り、
一緒にワクワクしながら、
未来を作り上げる同志を増やします!
さおりさんへ
自分を見つめ直すきっかけになって頂いたようで何よりです!
様々な角度から物事を見る習慣をつくることが大切ですので
是非楽しみながらチャレンジしてみてください!
『視点』
今までとは違う自分になるスタートを切りました!
変わる自分を楽しみながら頑張ろうと思います。
美果美果さんへ
こちらこそありがとうございます!
コロナ過で思ったような活動がなかなかできないかと思いますが
動けない時こそ自分を見つめなしてパワーアップしたいですね!
素晴らしい言葉を ありがとうございます
なんだか とても嬉しくなってきました。
Chiharuさんへ
ビジネスにおいてリサーチはとても重要ですが
自分自身を客観的にリサーチしている方は少ないのではないかと思います。
新しい視点を持って目標に向かって頑張りましょう!
今年は、「他人」と「未来」という視点をもち、「ワクワク」という燃料を満タンにして、大きく飛躍します!