思ったことを書き綴る「命」
「聞いてないよ」「くるりんぱ」「熱湯風呂」などでおなじみのお笑いトリオのダチョウ倶楽部・上島竜平さんが亡くなったことは皆さんニュースを見てご存じだと思います。お笑い界を牽引してきたもはや大御所ともいえる存在の上島さんが突然命を絶ったことは業界だけではなく多くのファンに悲しみを与えています。最近芸能関係でこのようなニュースが立て続けに報道されていますが、なぜ命を自ら断たなければならなかったのか、なぜそこまで追い込まれてしまったのか、もちろんコロナの影響も少なからずあるとは思いますが、もっと本質的な部分でどうしようもできない壁にぶち当たり苦しまれていたのではないかと思います。
別のニュースを見ればロシアの軍事侵攻によりウクライナの多くの民間人が犠牲となり多数の死者が現在進行形で出ています。このような戦争や紛争はウクライナだけではなく世界各国で今もなお起きています。この犠牲者たちは自分たちの意思とは全く関係なく自分の人生を終えています。これが現代に実際に起きていることなのかと本当に悲しい気持ちでいっぱいになります。
身近な所では、癌を克服したと思われていた友人が再発して亡くなったり、バイクでツーリングに出かけた友人が交通事故で突然亡くなったり、義理父が長年の認知症の闘病の末、老衰で亡くなったりと、それぞれの人生の幕を閉じたこと目の当たりにして、命というものについて深く考えさせられています。
そこで、今回は「命」というテーマで書き綴ることにしてみます。
地球上のさまざまな生物には、命があります。せみのように短い命もあれば、亀のように長い命もあります。そして、どのような命にも、必ず始まりと終わりがあります。ここでいくつか質問させてもらいます。
1.あなたの命はいつ始まりましたか?
2.あなたの命はいつ終わりますか?
3.命には終わりがあるということを、あなたは日々意識していますか?
私たちの身の回りでは、毎日のように「死」に関するニュースをやっています。どこかの国で、いまだに続いている戦争による被害者たち。自分の知らない人が、事故で亡くなってしまった。殺害されてしまった。または自殺してしまった。冒頭でも書きましたが、よく耳にするニュースです。多くの人はこのようなことを聞くと悲しい気持ちでいっぱいになりますが、しかし、どこかでみんな他人事なのです。当たり前のことなのですが、だれでもいつかは死にます。あなたもいつかは死にます。死の目前になって、こんな風に生きてくれば良かったと後悔をしないように、今一度、自分の命というものについて真剣に考えてみましょう。
私のとある友人は、10年以上前に咽頭癌になり闘病の末、通常の生活に戻ることができました。それからは以前と同じように、朝早くから夜遅くまで誰よりも仕事をして、朝まで飲み歩き、休日にはマラソン大会に積極的に参加するなど、とても病人だったとは思えないような生活を過ごしていました。これを見ている限り、完全に完治して癌になったことなど誰もが忘れてしまうくらいでした。彼の会社のWEBやデザイン関係を担当していたのでやり取りを続けていたのですが、1年ちょっと前でしょうか、急に連絡が取れなくなり心配していたところしばらしくして、再発してもう先が長くないとの連絡が彼から届きました。正直ショックでした。ついこの前まで一緒に飲んでいたのに信じられませんでした。そうは言っても治療をすればまた復活するんじゃないと彼を何度も励ましました。しかしながら状況はあまりよくなく、そのうち会話もできなくなり、メールでのやり取りが続きました。そんな状態でも、彼は普段通りに仕事の引継ぎや、家族や友人へのフォローアップ、葬儀の準備など、私に協力を仰ぎながら粛々と進めていきました。死を目前にここまで周りのことを考えて的確に行動できる姿をみて、本来であれば、とても悲しく、同情をさそうような話なのですが、友人を心の底から「すごいな」「かっこいいな」と思いました。
では、なぜ私の目には彼がかっこよく映ったのでしょう?それは、彼が「生きていた」からです。死を目前とした彼は、「今」をどう生きるかを精一杯考え、「今」という瞬間、瞬間を普通の人の何倍も大切に生きていました。彼から届くメールは愛に満ち溢れ、キラキラと輝き、とても力がありました。彼の言葉の一言、一言には「俺はここにいるぞ」という魂がこもっていました。
今の世の中には、心臓が動いていても、死んでしまっているような人はいっぱいいます。夢も希望も無く、ただ何となく同じ事を繰り返しているだけ。まるで、人間のぬいぐるみを着たロボットのように・・・。きっと彼らは、どこかに大切な何かを忘れてきてしまったのです。忘れないでください。私たちは生きています。もし、今日病院に行って癌で余命がほとんどありませんと宣告されたら、あなたは何を考え、どう生きるのでしょうか?きっと今までとは、まったく世の中が違って見えるはずです。私は死をリアルにイメージした瞬間から、本当の生が始まるのだと思います。
彼はこう言っていました。
「誰よりも一生懸命働き、誰よりもとことん遊ぶ。」
「人生は長さではなく、太さだ。」
「退屈な長い夏休みよりも、充実した短い休日。そんな人生を送りたい。」
私は彼の力のあるその言葉に強く共感しました。もちろん。充実した長い人生にこしたことはありません。しかし、退屈な長い人生よりは、充実した短い人生のほうが素敵です。私の昨今のテーマは「おもいっきり生きる。」です。世の中には生きたくても、普通に生きられない人が存在します。そんな人の分も、私はおもいっきり生きてやろうと思っています。
一生に一度の人生。
なぜか、私はこの言葉を聞くと、胸から何か熱いものがこみ上げてきます。人間として生まれてこれたラッキー。五体満足で生きていけるラッキー。平和な国に、平和な時代に生まれてこれたラッキー。私たちは、様々なラッキーに囲まれています。そのラッキーにおごることなく、最大限、自分の生命を満喫しよう。命の尊さというものを、今一度ここで確認し直して、精一杯生きたいと思います。
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SiNQ管理人
コメント
コメント ( 21 )
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TAKAHIROさん
ありがとうございます。
いつ死ぬかもわからない毎日の中で
一生懸命生きてるか
考えたときに まだまだ全然足りていません。
死を意識してないのも
自分でわかります。
今を大事にすることは
常々教えてもらっていますが
再認識していきたいと思います。
中尾友美さんへ
人は必ず死にます。つまりゴールは決まっています。今、今、今の連続が未来を作るわけですので、ゴールまでの今この瞬間を大切に生きて行ければと思っています!
『命』
1番大事なことなのに
当たり前の日常に感謝できてません。
TAKAHIROさんが言われるような
ラッキーが たくさんある。
まずは ここに感謝して
死んでも後悔のない人生
たのしんで生きたいです。
川邉恵理さんへ
このテーマはとても深く、簡単に捉えることが難しい内容かと思います。ただあまり難しく考えても楽しくないので、まずはいま生きていることを感謝し、自分のやりたいことにフォーカスし、人の為に生きることに注力していきたいものです!
「命」とはその課題は私の中で永遠のテーマです。私は今43歳になります。今から6年前私が37歳の時です。その時お付き合いをしていた方がいたんですが、真面目で頑固で面倒見がとても良い方でした。5月23日自から命を絶ちました。4年お付き合いしてました。
亡くなる半年前ぐらいから、月に一回1週間気持ちが下がる傾向がありました。
彼はとても寂しがり屋で愛情に飢えていたとおもいます。
愛をあげてもあげても心の隙間が愛情で埋まることがなかったからです。
もっともっと愛をちょうだい。見えない感情が渦巻いているのがわかりました。
私なりに精一杯愛をあげていたんですが、彼からは優子から愛が伝わらないとよく言われていました。
私は感情や愛情の温度差をどうしたら、かえることができるのか考えていましたが、結果温度差をかえることができませんでした。
彼からは沢山の愛情をもらい、愛される喜び、必要とされる喜び、気持ちが満たされる喜びを知り、私のポツリとあいた穴が埋まっていくのを実感しました。
本当、彼には感謝しています。
亡くなる数時間前まで会っていたのに、、、
次に彼に会った時は唖然としました。
彼が亡くなってから思う事、感じる事が沢山ありすぎて、、、感情が溢れました。
時間が解決してくれるとおもったんですが、時間は解決してくれないと自分がその立場になった時おもいました。
自分との闘いです。
6年経ちますが、まだ答えが分かりません。
ただ、自分はしっかりと二本足で立っている。
生きている。だからこそ生きなければ。
これからの人生、生きてると実感して生き、今は空、太陽、空気、風、土、雲、花、自然の温かさをしっかり感じてます。今の環境に感謝しかないです。
この恵まれた環境に感謝して、自分ができることを一生懸命、1秒、1秒の時間を大事にしていきます。
今回の「命」の大切さを改めて考えることが出来ました。
ありがとうございます。
葛西優子さんへ
辛い体験をされたのですね。大切な方が自らの命を絶つということはなかなか受け入れることが難しいことだと思います。そしてその理由を追い求めても、本人が思っていた本当の理由はもう分かりません。その事実をどのように解釈するかは自分次第です。残された自分自身が今から何をすべきかを考え、前を向いて生きていくしかないのです。自分ができることを一生懸命に取り組むことで、今まで見えなかった答えが見えてくるはずです。
人生は一度きり
人はいつ死ぬか分からない
人は必ず死ぬ
そう考えると自分の人生も人の人生も大切にしようと思います。
TAKAHIROさんが仰っているように私も熱いものがこみ上げてきます
死ぬまで命はある!そう思って今のラッキーに感謝して、人生を生ききって行こうと思います(*^^*)
原嶋 順子さんへ
限りある命です。それは時間ともとらえることができます。有限な時間を有意義にするためには自分が何をしたいのか常に考えそれを行動に移す必要があります!あまり難しく考えず自分が楽しめるものは何なのか、そしてそれが人のためになるのかということをベースにして生きていけば間違いないはずです!
読ませていただき、頷きながら読みました。
私も、仕事柄、多くの死に直面したり、従姉が交通事故で亡くなったり、息子の友人が事故と自殺で亡くなったりという経験をしました。
TAKAHIROさんも、命に関係するご友人の死等を経験されたのですね。
そこに、今のTAKAHIROさんの姿が有ることを知り、益々、私にも込み上げてくるものを感じています。
息子の先輩の友人の死は、私にもショックでした。マコを数日預かってくれて私も直接話をしたり。優しい青年でした。何か出来ることはなかったのかと今でも考えたりしますが、私より、もっと息子が感じてたことだと思います。
これからの、人生、生きられなかった人々のために、私も後悔のない人生を歩んでいきたいと思います。
TAkAHIROさん、ありがとうございました。_(._.)_
マコアンさんへ
私よりもやはりご家族の方が精神的に大変ご苦労されていたのではないかと思います。癌で亡くなった友人は二人兄弟だったのですが、実は弟も病気で亡くなっていため、残された親御さんの気持ちを考えるとやり切れない思いで一杯だったと思います。会社を経営されていたので事業継承も終え順調に業績も伸びていた矢先、友人が亡くなったため、せっかっく継承した代表権を親御さんに戻さなくてはいけなくなりました。自分の子供たちが亡くなり正直何も考えられない状況の中、事業は粛々と引継ぎし通常通りの活動をしている親御さんを見ているのは大変辛いものがありました。ただ友人は自分の好きなことをやり通した人だったので悔いはない人生を過ごしたはずです。私にできることはわずかな事でしたが、友人が希望していたことは生前にいろいろ準備をしてあげられたので良かったと思っています。皆さんも命に向き合いながら自分に悔いない人生を歩んでいただければと思います。
ありがとうございます。様々な経験をして、辛い時期を乗り越えて今があるのですね。
命について、語る機会を与えていただき感謝してます_(._.)_
「命」重いテーマですが、とても納得しながら読ませて頂きました。有り難うございます。
命はろうそくと同じ。
自分の意思では灯すことも消すこともできない。
「ライオンのおやつ」というホスピスが舞台の本の中でのマドンナさんの言葉です。
私は癌という病気になり、闘病生活は苦しかったですが、沢山の方々に励まされ応援してもらい、同じ病気の仲間と支え合えて頑張る力をもらいました。
仲間の中には、余命宣告を受け亡くなった方もいらっしゃいます。
でも、余命って誰にでもあり、誰にも分からないですよね。
だから、将来を考えることも大切だけれど、今を大事に生きたいと病気をしたからこそ思いました。
明日もし死んでも後悔しないように自分の気持ちを大切に楽しく生きていこうと人生観が変わりました。
NAOMIさんへ
ご自身も癌になられて闘病生活を体験されたのですね。とても辛く大変な日々を過ごされてきたことと思います。そのような時は同じ価値観を交友できる仲間の存在がとても大きいですね。人生を歩むの期間は人それぞれ異なりますが、自分に与えられた人生に悔いないように精一杯歩んでいきたいものです。未来は今、今、今の連続が作り出しているので、ぜひ今をめいっぱい楽しんで自分のやりたいことを実現してください!
お忙しい中に温かく優しいコメント本当に有り難うございます❣️
ですよね!
一度きりの人生楽しみます♪
最期にあ~いい人生だったと思えるように‼️
自分の人生は自分が主役です!思いっきり好きなことをやりましょうね!
ありがとうございますm(_ _)m
投稿したいですが何から書き出していいのか分からない
多すぎて
命‼️
テーマ
私お腹に居た時から波乱が始まりましたm(_ _)m
かかりつけ医からも
自叙伝出せばとも、文章力無しまとめられ無い‼️
資金源も、不幸話お金出して買う人も居ないと、、
裁判の時の弁護士の先生からも
終わってから
長い弁護士生活で戸籍びっくり
今までいなかったとも、、一時苗字も変更可能になったけど、、色々手続きを考えて
残念しました
少しまとまりかけて来ましたm(*_ _)m
ありがとうございますm(_ _)m
羚 呼さんへ
ご自身の経験をすべて書こうとするとまとまりが無くなってしまいますので、ポイントを絞って書いたほうが良いかと思います!見ている人が読みやすいように考えてみてくださいね!
問題はそこなんです(´;ω;`)
内容が有りすぎて、
母の話も
父2人
戸籍見るだけても驚きの連続でした
会った事
ない兄弟8人
ドクターすと
トップまでなり
どうにか、、で前会社
みたいな事が
人間関係でも
アイムスと、
シンクに出会い(^-^)
どうにかここまで、、
そんな中地獄に仏の様な方がいてくれて今の私です
元々、文章力ないから、、、、、
『命』よくぞ書き綴っていただきました(◡ ω ◡)
感想文、書かせていただきます
『感謝』について書こうしていたのですが、全体の構成に納得いかず、
また、娘が点滴入院になって孫ディ&ナイトが増えたことで、まだ投稿出来ずにおります
娘はお蔭様で、明後日退院予定です
まとまった時間が取れる来週が、心から楽しみです\(^o^)/
森惠美子さんへ
娘さんも無事に退院されたようで何よりです!コロナ過のGW中ですから救急搬送も大変だったかと思います。時間ができたタイミングでよいので肩の力を抜いて気軽にコンテストにご参加くださいね!
ありがとうございます
(◡ ω ◡)