【腰痛②】
今回から腰痛の原因についてお話ししていきます。
腰痛は日常生活の中で、腰痛の原因がいくつか重なった時に発症します。
したがって腰痛の原因を知っているのと知らないのとでは大きな差があります。
さて、腰痛の原因としては以下のようなものがあげられます。
1 腰の筋肉の疲労・緊張による
2 腰椎部の歪みやずれによる
3 内臓疾患による
4 その他
まず、
《腰の筋肉の疲労・緊張によって起こる腰痛》についてです。
実は腰痛の原因のほとんどがこれに当てはまります。
なぜ、痛みが出るほど腰の筋肉は疲労してしまうのでしょうか?
実は人間は立っている時も、座っている時も、姿勢を保つために、常に腰やおなかに力が入っています。
通常は、適切な姿勢や十分な休息により、このような疲労は回復されます。
しかし、次のような要因が積み重なってくると、疲労は次第に蓄積されるようになります。
●前屈みの姿勢
●中腰の姿勢
●おじぎ、会釈
●床の物を拾う
●重い物を持つ
さらに、習慣化された不自然な姿勢を身体が学習してしまうことにより、意識とは関係なく、筋肉に力が入ってしまい、なかなか力が抜けなくなります。
こうなると、四六時中筋肉を使っていることになり、疲労は回復されず蓄積される一方になってしまいます。
この蓄積された疲労に対する身体からの危険信号が、実は「腰痛」なのです。
さらに疲労が回復されず、過度に蓄積された場合、ある時点で「これ以上耐え切れない」と身体が判断します。
すると壊れないように、筋肉に停止命令を下すのです。
これが「ぎっくり腰」です。
ぎっくり腰になると身動きができなくなるのはそのためです。
(つづく)
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