今日は30年祭
今日は祖父千代次郎の30年祭。
これで所謂祭り上げとなります。
息子(私からみたら叔父)や直系の孫(私ら)など、
ごく身近な者のみで、祖霊社で行います。
祖父は代々続く神職の家系として出雲大社に務め、
晩年は地元の龍神社などの宮司として過ごしました。
昭和63年に祖母を看取って後は、6年近くの間
悠々自適の生活を送っておりました。
喜多流の謡いをしておりました関係もあってか、
祝詞はとても上手だったことをよく覚えております。
私の記憶の限りですが、昔の神職さんは能の謡いや仕舞いをなさる方が多く、
祝詞もみなさんお上手だったように覚えております。
近年そうしたことはなさらないようで、
正直、若い神官さんの祝詞はそれっぽさがなくなってきた感じがします。
また、書がたいへん達者でしたので、
出雲大社の銅鳥居前の手水場の和歌(宮司さんがお詠みになった和歌などが書かれておりました)の揮毫を
任されたこともあったようです。
大社神謡の独吟や出雲糸操り人形の太夫をしている私は、
能の謡いや祝詞が達者だった祖父の遺伝子を受け継いでいる気がしますが、
書の方は受け継いでいないみたいです(笑)
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