映画記録「祇園囃子」
「祇園囃子」(1953)
監督 溝口健二
脚本 依田義賢
撮影 宮田一夫
主演 木暮実千代
若尾文子
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何と言っても木暮実千代の妖艶な美しさと、若尾文子の若々しい美しさが素晴らしい。
祇園に生きる二人の女性。年齢も違えば考え方も違う、その対比が鮮やかだけど、どちらも古い祇園のしきたりから逃れることはできません。
華やかで、日本の伝統などと言われてはいますが、その実は女性が1人の人間であることを無視した世界でもあります。浪花千栄子演じる女将が、その古い世界観を見事に現してくれます。
この世界で生き抜いていくことを決意した2人の芸者が、夕暮れの祇園の街を並んで歩いていく後ろ姿のラストシーンが秀逸。
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