読まずに寝れるか!「新九郎、奔る!」12巻
「新九郎、奔る!」12巻ゆうきまさみ
連投失礼します。
この時代の関東の騒乱と言うのは、応仁の乱の京都以上で、水面下での裏切、密約、結託が横行し、誰が味方で誰が敵なのか、全く分かりにくい。鎌倉公方が古河公方と堀越公方に分かれて主導権を争い、そこに山内、扇谷の関東管領上杉家の争い、家宰である長尾家の争いも加わり、昨日の敵と結んだと思えば、主君や家来を平気で裏切る事が当たり前で、非常に醜悪です。その中で、太田道灌の声望と実力は抜きん出ており、まさに東奔西走といった感じです。彼が元亀天正の頃のじんぶつだったら、おそらく天下を動かす一方の雄として立ったのではないかと。
元々、西国に本拠のある伊勢氏(新九郎たち)ですが、駿河今川家の騒動に端を発し、後に北条早雲として関東に覇を唱える下地のようなものが築かれていたとしたら面白いです。
コメント
コメント ( 2 )
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Picasukeさん
すてきな読書体験ありがとうございます。
これから継続して拝見させていただきます。
自分では読み切れなものでも、リアルに情報が入るSINQであれば、信頼して読めます。
フォローさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
積田辰也さん
ご丁寧にも過去の投稿にまでお目を通しくださり、恐縮です。
何ということのない、趣味の雑感ですが、そのように言っていただけると励みになります。
ありがとうございました。