待てない
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待てない
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便器に座った利用者を待てない。
お風呂が長い利用者を待てない。
自力での起き上がりを待てない。
そんなご自分を
「待てない私はダメなんだ…」
と感じることがあるかもしれない。
ただ『待たない』ほうが良いこともあるよね。
トイレに長く座り過ぎたせいで
肛門に負担がかかり脱肛で
苦しむ人もいる。
希望通りに長湯させた結果
脱水、溺水事故、のぼせて転倒する人もいる。
良かれと思って起き上がりを待っていても
(早くお便所いきたいのにひどい)
(少しでいいから手伝ってほしい)
そう感じている利用者さんもいるかもしれない。
そして、
1人の方を待ちすぎて他の方のケアが遅れれば
業務全体の流れを停滞させてしまうことだってある。
あなたはそれがわかっているからこそ
『待つ・待たない』
という選択肢のある
介護ができているんじゃないかな。
待てない人を責めなくていい。
待てる人が立派だと思わなくていい。
あなたは『待たない時』も
輝いているよ
コメント
コメント ( 1 )
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仕事となってくるとさじ加減が難しいですよね。私が介助する時は、仕事での関わりではないので、基本、本人が出来ることはやってもらうようにして、いつでもサポートする準備だけしています。