【腰痛⑨】
■姿勢を整える方法《原位法》
腰痛は、二足歩行能力を獲得した人間だからこそ起こる病気と言われています。
四足歩行を行なう動物は、前足を動かしている肩と後ろ足に繋がる腰の二箇所に自分の体重を分散して支えています。
一方、二足歩行する人間は、腕を使わず自分の体重を足腰だけで支えています。
単純に言えば二足歩行は四足歩行の二倍の負担が足腰にかかっているので、人間は腰痛が発生しやすくなっているのです。
この負担をやわらげる仕組みが「整理湾曲」という背骨の構造です。
図↑をご覧ください。
頸椎から腰椎にかけて緩やかなS字状になっているがお分かりかと思います。
この形が「整理湾曲」です。
この形により人体は腰への負担を分散しているのです。
したがってこの「整理湾曲」が崩れた人が腰痛を起こしやすい人と言えます。
さて、今回とり上げるのは「原位法」という、姿勢を整えるためのとってもシンプルな方法です。
これは「整理湾曲」を取り戻す最も簡単な方法で、誰でも、いつでも、どこでもできます。
方法は
四つん這いになります。
(↑これだけです!)
もう少し説明を加えますネ。
手と足はおよそ肩の幅に開きます。
足はつま先を立てます。
無理にお尻を突き出したり、お腹を落としたりせず、自然に任せます。
これを寝る前に3分間ほど行います。
これにより脳が寝ている間に「整理湾曲」を学習するのです。
是非、実践なさってみて下さい。
次回は
■腰の歪みを解く方法です。
(つづく)
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