【腰痛④】
《腰椎部の歪みやずれによって起こる腰痛》に関連するものとして、前回「椎間板ヘルニア」を取り上げましたので、今回は「腰椎すべり症」についてお話しさせていただきます。
◆「腰椎すべり症」とは、
腰椎の慢性的な歪みにより腰痛が起こる、中高年に多い症状です。
もう少し詳しく言いますと、腰椎を支える「筋肉」「靭帯」「椎間板」等の組織が、加齢や歪んだ生活習慣によってその「柔軟性」「強度」などを徐々に失ってしまい、少しずつ腰椎が「主に前方へと」滑っていってしまう現象です。
図を参照
急激な痛みは伴わず、何となくの違和感を感じる程度で、
「何だかおかしいな・・変だな・」
「でも、すぐに良くなるだろう・」
と、
そのまま症状を我慢したり、放置してしまい、知らない間に慢性痛へと成長してしまうケースが多いのが特徴です。
以上、お話ししてまいりました「椎間板ヘルニア」「腰椎すべり症」などは、治療のために手術を必要とすることもあります。
しかし、「腰椎すべり症」、或いは「椎間板ヘルニア」などと診断されていても、腰痛にならない人もいます。
つまり、別の言い方をしますと、「腰椎すべり症」、或いは「椎間板ヘルニア」と診断されても、それが必ずしも腰痛の原因とは限らず、腰痛の真因が別のところにある場合もあるということです。
次回は、腰痛の原因の、残り二つについてご説明いたします。
(つづく)
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