【腰痛③】
腰痛の原因について、続きをお話しさせて頂きます。
前回《腰の筋肉の疲労・緊張によって起こる腰痛》についてお話ししましたので、
今回は《腰椎部の歪みやずれによって起こる腰痛》についてです。
図をご覧ください。
背骨(脊椎)は、大きく頸椎・胸椎・腰椎からなっています。
この内の腰椎部に何らかのずれや歪みが発生し、それによって腰痛が起こることがあります。
代表的なものに「椎間板ヘルニア」と「腰椎すべり症」があります。
◆「椎間板ヘルニア」とは、
腰の椎間板がもろくなりつぶれる。或いは椎間板が伸びて神経にさわるために、腰痛が起こる症状です。
皆さん、椎間板って、わかりますか?
背骨って、積み木が重なるように丈夫な骨が積み重なってできています。
その積み木と積み木(骨と骨)の間にある円板状の軟骨が椎間板です。
骨・椎間板・骨・椎間板・骨・椎間板・・・・と重なっているわけですね。
椎間板は、中央のゼリー状の髄核を繊維輪が囲む構造をしていて、衝撃をやわらげる働きもするんです。
この椎間板が伸び縮みすることで、私たちは背中を丸めたり、反らせたりできるんです。
さて、この椎間板。
日中少しずつ自分の重みでつぶれていきます!
朝よりも夜の方が身長が縮んでいるんです。
でも、ご心配なく(^o^)
睡眠中に、つぶれた椎間板は元に戻るんです。
でも、睡眠不足が続いたり、過労で充分な疲労回復ができないでいると、椎間板が回復できなくなり、どんどんつぶれてしまいます。
そして、神経にさわるまで悪化すると、腰やお尻、さらには脚まで、しびれたり痛くなったりします。
この状態が、いわゆる「座骨神経痛」です。
(つづく)
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