【創造性の特権】
【創造性の特権】
創造性という言葉を
聞くと、どうしても
若者をイメージして
しまいます。
もっと言えば、
創造性は若者の
特権であって、それは
年配者に関係が
ないものだと。
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しかし、実際には、
年を重ねても創造的で
あり続けた人は世界に
たくさんいます。
ではなぜ、年配者には
創造性がないと
思われるのか。
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これは、創造力は
「体験×意欲」だという
方程式を考えれば
よく分かります。
最初の要素である
体験というものは、
年を取るごとに
増えていきますよね。
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20歳の人間よりも
60歳の人間のほうが、
体験の蓄積が多いのは
当たり前のことです。
そう考えれば、
年配者のほうが
むしろ創造性が高い
とも言えるわけです。
ところが、残念ながら
そうはいかない。
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それは二つ目の要素で
ある意欲が、年を
取るにつれて落ちて
くるからです。
どうして年を取るに
つれて意欲がなく
なってくるのか。
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意欲を含む感情の
システムが、どのよう
なかたちで機能して
いるか。
現代の脳科学で
感情というのを
一言で表すなら、
「生きる上で避ける
ことが出来ない
不確実性への
適応戦略」と
いうこと
になるでしょう。
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これは、実は普通に
生きていれば年を
取るにつれて減って
いくものです。
たとえば生まれた
ばかりの赤ん坊と
いうのは、最も
不確実性が高い存在
だと言えます。
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つまり、世の中に
対しての知識が全く
ゼロです。
ハイハイをして、
それから立ち上がって
一歩ずつ歩いていく。
目に入るものを手に
取ってさわったり、
口に入れて舐めたりする。
全てが赤ん坊に
とっては初めての
体験ですから。
何が起こるか自分でも
分からない。
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そういう状況の中で
さまざまなことに
チャレンジしている
わけです。
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実は我々の感情の
中には、非常に優れた
性質が備わっています。
それは、何が起こるか
分からないという
状況の中でも、
引っ込み思案になる
ことなく、積極的に
立ち向かっていくと
いう性質です。
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この性質があるから
こそ、私たちは次々と
新たな体験を脳の中に
蓄積していくことが
できる。
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そういう意味で、
生きる意欲という
ものは、先が見えて
いない、何が起こる
かが分からない、
どうなるかが
決まっていないから
こそ湧いてくるもの
なのです。
不確実性への
チャレンジこそが、
脳を活性化させる
重要な要素なのです。
『感動する脳 茂木健一郎』より
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青春とは人生の
一時期のことではなく
心のあり方のことだ。
若くあるためには、
創造力・強い意志・
情熱・勇気が必要で
あり、安易(やすき)
に就こうとする心を
叱咤する冒険への
希求がなければ
ならない。
人間は年齢(とし)を
重ねた時老いるのではない。
理想をなくした時
老いるのである。
歳月は人間の皮膚に
皺を刻むが情熱の
消失は心に皺を作る。
サムエル・ウルマンの詩です。
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私の知り合いで
72歳にしてあることに
目覚め、今年会社を
立ち上げます。
毎日ワクワクして夜も
眠れないとの
ことです。
これなんです!!
いうことは!
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一寸先は闇ではなく、
一寸先は光なんです。
未だ来ぬ未来という
時間をどう彩るかは、
私たちが決めることです。
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ワクワク、ドキドキの
感動や気づき、
好奇心、遊び心を
もっと大事にして、
感じる心という
どんなに年を取ろう
とも、感動や夢中に
なることを忘れない
人でいたいものです。
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最後迄読んで頂き
有難う御座います!
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お待ちしてます。
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