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「水素ポッドケース」開発物語② 腕のいい、生産者はどこに?
「飫肥杉を使って、電気ポットを入れるようなケースを作りたいんですけど、どこか紹介してもらえませんか?」
ボクは日南市役所の飫肥杉課に電話していた。令和2年9月のこと。
水素ポッドはそこそこ重いのに持ち手がないため、運ぶ不都合は色々とあった。
しかも、我が家へ続く道はといえば、 崖崩れで消失し、お店と家を行ったり来たりの「水素ポッド」くんは、苦難の日々だった。
ま、タイヘンなのはボクだけどね。
そんな訳で、一刻も早くケースを作ろうと、久しぶりに妻のキアイちゃんと意気投合し、夢ではなく、ひと儲けもしようぜ、という志を立て、立派な「水素ポッドケース」を開発すべく、ディスカッションというものに明け暮れた。
①誰もが知っている宮崎らしい材料を活用すること。
②インテリアとしてもカッコいいデザインであること。
この2点をポイントに。
竹もいいと思ったんだけどな。軽いし‥。
バリだとブラックバンブーがある。上手く活用できれば、黒光したフォルムは美しいはず。宮崎も西米良村は竹が有名。でも、調べると耐久性や量産化には難点があった。
で、江戸時代から続く飫肥杉に注目することにした。飫肥杉は強い上に、木目が美しい。
「‥‥でもですね、曲線を出したり、多少の数を作るとなると、それなりの工場ですよね、うーん‥」と、唸りながら、市役所の担当者は、3件紹介してくれた。
飫肥杉のギャラリーと木工芸の工房と家具屋さん。だけど、どこにも希望を叶えてくれそうなところはなかった。が、日南の山の上のほうに工場を持つ、「日南家具工芸社」ならイケるかもいれない、という手がかりを得ることには成功した。
引き受けてくれるといいんだけど‥。
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