![★バリ日記① バビ・グリーン](https://www.sinq.life/wp-content/uploads/2022/04/xfgmdmvw.jpg)
★バリ日記① バビ・グリーン
妻はひと口食って、顔をねじりパンのように歪めるほど、スーパーめっちゃ辛い。でも奥に潜む複雑な旨味は、ゴジラに代わって火を吹きたくなるほど辛かったとしても、ボクのなかではバリ料理NO.1の座は揺るがない。
バビはブタ、グリーンは丸焼きのこと。ブタさんの肉や皮やモツや血など全てをあますところなくいただくバリならではの料理だ。
いってみれば「豚の丸焼き丸ごとごちゃ混ぜスパイシーご飯」。この本場のローカルフードを満喫するならワルン(地元食堂)に限ります。
ボクは4年前、評判の『イブオカ』に行った。
ひと口、放り込むと…。
うううっ。たまりません。止まりません。
ブタさんが、ニンニクやショウガやターメリックなど様々な香辛料たちと絶妙に握手しながら、しかも丸焼きという、ゆっくりゆっくり仕込まれたおかげで、ふくよかな幾つもの味わいが顔を覗かせ、抱きしめたくなるほどふくよかな時間を約束してくれた。
野菜やココナッツと和えたラワールという内臓の和え物、サテ(串焼き)、パリッパリッのブタの皮、香草たっぷりのスパイシースープ、もちろんお肉はジューシー。ピーナッツとの相性もバツグンだ。
この幾つもの顔が楽しめるバビ・グリーンに、ボクは超大満足でした。
バリ人の友だちのワヤンくんに言わせると、祭りにバビ・グリーンは欠かせないから、思い出は尽きないそうだ。
13歳だったか、初めてブタを丸焼きにする村の順番がやって来たとき、3人の友だちとビビってしまい、しまいにはブタさんが逃亡して、捕まえるのにびしょ濡れになりながら朝までかかった話など、大笑いしたものだ。
バビ・グリーンが懐かしい。味を忘れてしまいそうなのが心配だ。
上が「イブオカ」。左下が一般的なワルンのバビ・グリーン、300円程度。右下は20年ほど前のレストランで隣客のメニュー。たぶん結婚記念日だったのかな?!
コメント
コメント ( 7 )
トラックバックは利用できません。
「豚の丸焼き丸ごとごちゃ混ぜスパイシーご飯」
すごいですねー❣️
(^O^)
井久保さんは、ゼッタイ好きそう‼️
金土日さん
東京、鹿児島❣️
ありがとうございましたm(_ _)m✨
これからもよろしくお願いします
m(_ _)m
こちらこそ、ヨロシク!バビ・グリーンに再びお目にかかれる日を夢見て、頑張ります。
食べたい(*´﹃`*)‼️❣️
楽しさが 伝わってくるようです(*´▽`*)
思い出すだけで、ツバが溢れてきます。