大阪城が、見えた。
高知を過ぎて、雲のサンドイッチになりながら、上空からぽっかり見えてきたのが、大阪のまち。
なかでも、はっきり認識できて嬉しくなったのが、大阪城である。
“大阪城初体験”は24歳だったかな?
ポカポカ陽気のその日、大阪城公園でTVの収録があった。
鶴瓶の『かんさい珍版・瓦版』。たぶん鶴瓶はまだデビュー間もない頃だよね、ボクと4歳しか違わないから。
番組は鶴瓶のボクがいた劇団への稽古入門編。
絵になるよう大阪城公園が選ばれ、ボクらが真っ裸で一升瓶の水を飲む干しているところに、鶴瓶がやってきて参加するという内容。
「そんなん、できまっかいな」。鶴瓶はちょっと飲んで早々に諦めた。
馬鹿馬鹿しいけど、ボクは1日3回は訓練してたもんな。そのうち唇のハシから噴水上げながらセリフをしゃべれるようになっていたんだから。
目指していたのは、そこにライトが上手く当たって虹が出来ないかと…。
ま、一回も成功してないけどね。
それにしても、鶴瓶もまだ初々しく、やんちゃでわんぱく坊主って雰囲気たっぷりだった。
ウチの座長に「先生、落語家は落語やらんとあきまへんやろか」と尋ねてたのを今でも覚えている。
大阪城を上から見た途端、そんなアレコレの映像が浮かび上がった。
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