「SINQ感想文コンテスト」 投稿：「感謝」

感謝の言葉「ありがとう」は魔法の言葉だと言われます。
誰かにありがとうと言われると、自分の好意が認められたことが確認できてとても嬉しい。
だから逆にこれまでかなり意識的にこの言葉をたくさん人にも使って感謝を表してきました。きっとありがとう貯金は相当な額になっているのではないかと思います。
そしてもちろんこれからもたくさんの人たちの感謝やありがとうに囲まれた人生を送りたい。

ただ、ここでは1対1の関係で使う「ありがとう」ではなく、感謝の循環という話をしようと思います。

2000年に公開された映画「ペイフォワード」はご存知でしょうか。
シックスセンスの子役ハーレイ・ジョエル・オスメントが主人公を演じる社会派のストーリーです。
中学校の社会科の課題で先生から「世界を変える方法を考え、実行してみよう」というテーマを渡された主人公トレバーは「Pay it forward」という感謝の循環のしくみを考え付きます。
「誰かに何かをしてもらったら、その人に感謝を伝えるのではなく、別の3人の誰かにその恩を返す」という「Pay it forward運動」をスタートするわけです。
あっという間にこの運動が拡大するのはSinQに集うみんなならよくわかりますよね。
マスコミに取り上げられるほどの大ムーブメントを起こします。

お願いセールスばかりでマーケテイング意識の薄い銀行業界に身を置いていた私は、当時この話をひいて口コミマーケティングの重要性を説いたのを思い出しました。
その頃からSinQにかかわる運命だったのかもしれませんね。

この映画が秀逸なのは、この運動の恩恵を受けた記者からのインタビューに答えてトレバーが言う言葉です。

「 世界は、くそだと思っていたけど、思ったほどくそじゃない。
みんな、変わることが怖くて、勇気が出せないんだ。
でも、勇気が出せなかった人たちは負けなんだ。」

…やればできるんじゃん!! 勇気をもって自分の殻を破ろうよ。そして感謝を循環させようということです。

今回のこのSinQ感想文の企画で、忘れかけていたたくさんの大切なこと、想いを思い出すことができたように思います。
タカヒロさんに投げかけられたテーマはすべて有機的に繋がっている。
自分を見つめなおし、どうすべきなのかを主体的に捉え、恐れることなく実行継続する…そんな思いを新たにした風薫る5月でした。

みんなみんな「ありがとう」!!

#感想文コンテスト