SiNQ感想文コンテスト テーマ:「感謝」
コロナ禍で会えない父に
送る絵手紙
見て楽しんでくれているだろうか?
寂しい思いしていないだろうか?
会えるのは転院の時だけ。
1人暮らしの父を最後2年寄り添った。
喧嘩もした。昭和一桁の頑固で、我儘で,やんちゃな父だった。
子供への愛は人一倍だった。
面白い父だった。
まだ携帯のない頃,男性から家電にかかると、(3人姉妹だったので。)
電話の途中で、電話のコードを、包丁で切った。 ツゥーツゥーツゥー
最後の2年は、守っているつもりの父を、守る事になる。
最後は何もかも私に一任した。
そんな父が施設に入ること。
自宅を、売却すること全て。
そんな父でも、施設の方と,ケアマネさんと4人で面談するとき、
椅子に座ろうとする私に、
机の角が当たらないように、
手をおいて、私を座らせた。
ケアマネさんをびっくりさせた。
最後の父への言葉は。
「感謝しきれんわ。じいちゃん。」
小さく肩を震わせて
息を閉じた。
今は天国が宛先
受け継いだ命のバトンを、人の役に立てるようにとコツコツ生きていきたい。
親は命を閉じる瞬間までも子供の為に、捧げる。
コメント
コメント ( 2 )
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文字追加修正のご対応ありがとうございます!ご自身の体験をそのまま表現されていて、その情景が浮かんでくるような文章で、お父様に対する感謝の思いがひしひしと伝わってきます。
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