建仁寺(京都、祇園四条のすぐ近く) 双龍図
京都。建仁寺。
建仁寺は京都最古の禅寺。
京都一番の繁華街、祇園四条のすぐ近く。
祇園の花見小路の近くにあります。
建仁寺は、栄西禅師が京都における臨済宗の拠点として、建仁2年(1202年)に
鎌倉幕府2代将軍・源頼家の援助により建てられました。
有名なのは風神雷神図、雲竜図、そして、
この双龍の龍の天井画です。
龍は、仏法を守護する存在として禅宗寺院の法堂の天井にしばしば描かれてきました。
また、「水を司る神」ともいわれ、僧に仏法の雨を降らせると共に、建物を火災から
守るという意味がこめられています。
建仁寺では、建立以来初めての天井画になります。
法堂の天井画は、平成14年(2002年)創建800年を記念して描かれた、小泉淳作画伯の
「双龍図」です。
小泉 淳作について
(こいずみ じゅんさく、1924-2012 )
日本画家。鎌倉に生まれる。フランス文学に憧れ慶應義塾大学仏文学科に進むも、安岡章太郎に出会い
文学の道では大成出来ないと思い、画家を目指す。東京美術学校(現東京芸大)へ入学し、日本画を山本岳人に師事。
戦時中、召集され、結核を患う。 戦後、復学し卒業。デザイナーの職につく。
1962年頃、陶芸製作を始め、作品展開催。1974年にデザイナーの職を辞し、画家としての
本格的な活動を始める。
2002年、鎌倉五山・建長寺法堂に10×12mの大作「雲龍図」奉納。
京都五山・建仁寺「双龍図」奉納。2010年、奈良、東大寺の56面の本坊襖(ふすま)絵奉納。
2012年、87歳で逝去。
建仁寺(京都、祇園四条のすぐ近く) 双龍図
コメント
コメント ( 1 )
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そうなのですね!
足を運ばなくては‥です!