【腰痛⑤】
腰痛の原因は次の四つがあるとお話ししました。
1 腰の筋肉の疲労・緊張による
2 腰椎部の歪みやずれによる
3 内臓疾患による
4 その他
今回は3と4についてお話しさせて頂きます。
まず《内臓疾患によって起こる腰痛》について。
一部の内臓疾患は腰痛の原因になります。
これは病気によって肥大した内臓が、内側から腰椎や腰の筋肉を圧迫するために起こります。
この場合、痛みは安静にしていても発生します。
通常、筋肉が炎症しているような腰痛の場合は、時間が経つにつれて痛みも小さくなっていくものです。
もしも、安静にしていても痛みがひどくなるようでしたら、重篤な病気の可能性が否定できません。
その場合は、病院での検査が必要になってきます。
また、血管の疾患を原因とする腰痛もあります。
例えば、動脈硬化が原因となって発生する大動脈瘤が腰に発生した場合、強い腰痛を起こすことがあります。
次に《その他の原因によって起こる腰痛》について。
精神的なストレスが腰痛の原因になることがあります。
これはストレスによって、自律神経が異常になるために起こります。
また一説には、ストレスなどにより脳の「側坐核(そくざかく)」という部分の血流が低下すると腰痛が起こる、とも言われています。
「側坐核」は痛みの感じ方を抑制する役割を担っています。
従って、「側坐核」がじゅうぶん機能できなくなると、脳が痛みをダイレクトに感じ過ぎてしまい、腰痛が起こるというわけです。
このような心因性の腰痛は、ストレスの元を断たないと回復しません。
以上、腰痛の原因を見てまいりました。
次回は、らくらく堂がおこなっている無痛自然療法による、腰痛の解消法についてお話しいたします。
(つづく)
コメント
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。