昭和5年創業 神田に本格的な汁粉屋『竹むら』
鳥すき『ぼたん』の近くを歩いていくと、戦災を免れた歴史を感じる建物が並ぶ。
その一つが、昭和5年(1930)竣工し創業の汁粉屋『竹むら』
当時、神田に本格的な汁粉屋がなかったことから、汁粉屋らしい汁粉屋作りをめざして開業しました。
北海道小豆を原料とした自家製の餡を使用して、伝統の味を守り続けています。
春から夏は、あんみつ、氷しるこ、秋から冬は、揚げまんじゅう、粟ぜんざいが好評です。
作家池波正太郎も通ったことで知られる甘味の老舗。
「いせ源」、「まつや」、「ぼたん」などとともに奇跡的に戦災から焼け残り、連雀町と言われたこの地域に昔ながらの情緒を漂わせています。
入母屋造りで木造3階建てですが、外観では屋根と庇で4層にも見えます。2階の欄干には職人の手による竹と梅模様が彫られ、軒下に木製の提灯が下げられています。
東京都選定歴史的建造物に指定された、貴重な建物にある甘味処です。
【千代田区景観まちづくり重要物件】HPより
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