お金に愛される　25 食事

登志子さん
仰る通り、食事は非常に大切。特に食べ方ですね。
食べてる時の状態もそうですが、食べて終わったときもかなり重要視
しています。
　悲しかったり、残念なことは、食べ方が汚なかったり、テーブルの上や
下、周辺にいっぱい飛び散っていた時なんかは最悪の気持ちになります。
　こういう方はたいていの場合、そのままにして帰られるので汚いままです。

それともう一つ、これはマスターの個人的な拘りですが、出てきた料理をす
ぐに食べずにいつまでも置いている、少し食べていつまでも減らない、それ
を見ると、食べることがそんなに好きじゃないのかな、料理と言うのはそれ
ぞれ一番美味しいタイミングがあるのにーーー残念！なーんて、ね。

食べ方によって、その方が見えたり、育ち？を感じますね(^_-)-☆

登志子さん
作り手の側からすると一つの料理に何時間、時としては何日も費やすこともあります。丁寧に丁寧に手をかけて出来た料理を大切に味わって食べてくださり幸せそうな笑顔を見せて頂いたら「ヤッター」。さらに「美味しい」の一言を頂けたら「ヨッシャー！」で何十時間なんて吹っ飛んでいき報われます。「召し上がってくださりありがとうございます」って思います。
逆に、ガサツに扱われたら悲しくなります。時には「もう食べないで！あなたには食べてもらいたくない」と思うこともあります。
これは作り手の「エゴ」と思い口にはしませんでしたがそんなことも思っています。
だから私は食べ方でその方を見ていることが多いです。
私の定義する「食べ方」とはテーブルに座ってから食事が済み席を立つまでです。
食事後のテーブルからも見えるものが多々あります。
食事はまさに「育ちがわかる」と思います。
また食事は「他の命をいただくこと」です。それは動物だけでなく植物とて同じこと。
だから「頂きます」の意味合いをしっかり噛み締めて丁寧に大切に味わって頂きたいと思うのです。
人は日々なんだかにより生かされていることをしっかり捉えておられる方とそうで無い方とはその立ち振る舞い方には自ずと違いが出てくるのは当然です。精神が違うのですから。
いくら素晴らしいことや栄光を話されても立ち振る舞いが伴っていなければ小手先だと思います。元の原形が見えない物に対しての心配りができる人を私は信じます。
また作り手はそのような方々に支持されるような心をしっかりと持たなければならない事を肝に銘じておきます。

いつも素敵な氣付きへの投げかけのコラムをありがとうございます。