『いま』できることを大切にしよう
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いまできないことは、いずれできない
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利用者さんの「できること」を大切にしよう。
いずれできることじゃない、
『いま』できることを大切にしよう。
・元気になったら、家に帰ろうね。
・立てるようになったら、トイレいこうね。
・起きられるようになったら、起きようね。
…ところでその未来、本当にやってくるの?
利用者さんがこれから元気になる予定なら、いずれでいい。
先延ばしして、期待を抱いてもらって、いまを生きてもらえばいい。
でも、おそらくやってこない未来をちかつかせるのは、どうにも心が痛いよ。
利用者さんが高齢であればあるほど、
いまできないことは、未来もできない。
人は老いる。
足腰は衰え、目は見えにくくなり、物覚えはわるくなる。
それって、老いなんだよ。
老いは治らない。
病気じゃないもん。
いまできないことは、いずれもっとできなくなる。
希望はやさしいけど、
現実から目をそらしてるだけだったりする。
いまのままで、家に帰れる方法を考えよう。
いまのままで、トイレにいける特別な工夫をしよう。
いまのあなたで、いいんだと伝えよう。
その人を大切にするってのは、
『今この瞬間』のことなんだから。
コメント
コメント ( 1 )
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なるほど!
そうですよね(๑˃̵ᴗ˂̵)